四季折々の息遣いを感じながら

春先3月頃には木々が芽吹き、周りを取り囲む新緑の森からは鳥のさえずりが聞こえます。春霞のむこうには、富士山の姿も。5月の半ばになると遅い田植えが始まり、目の前に⻘々とした田園がひろがります。道端で花開く草花と昆虫を愛でながら散歩するだけで心が弾む季節です。

標高の高い小淵沢の夏の朝。扉を開けて森の香りを吸い込めば、思わず伸びをしたくなるような爽やかな空気に満たされています。

ちょっと足を伸ばして白州尾白川渓谷をトレッキングして川辺で涼をとり、木陰のひんやりとした空気を楽しむ。

明野地区では、広大なひまわり畑が圧巻のフラワーフェスがあり、音楽祭やアートフェスティバルなど、避暑地ならではの華やかなイベントも楽しめる時期でもあります。

窓から見える山々が赤に、⻩色にと色づく秋。山道を歩くと、落ち葉の絨毯が足を優しく受け止めてくれます。

小淵沢周辺には特徴的な美術館も数多くあるので、ゆっくりと訪れてアートを感じるのもいいでしょう。夕方になれば肌寒さを感じるこの季節。夜はSEKKIで地元の日本酒やワインを飲みながら雑談し、または、お茶を片手にのんびり読書するのもおすすめです。

そして訪れる⻑い冬。11月の末から3月あたりまで続くこの季節は澄んだ空気に包まれて満天の星空にも手が届きそう。焚き火を囲んで暖をとり、星空を眺めたり、室内でもストーブの火と立ち上る湯気が幸せを感じさせてくれます。この空間の中に籠って楽しんで頂きたいおすすめの季節です。